
放置して大丈夫? 今日行くべき?
最終更新日:2025/12/4
執筆:鈴木智久(院長)

歯の痛みは、放置して自然に治ることはほとんどありません。 痛みが出ている時点で、歯や歯ぐきの中で何かしらの炎症が起きていて、その多くは時間とともに悪化していきます。
今日受診したほうが良いケース
- ズキズキ脈打つような痛み
- 温かいもので痛みが強くなる
- 噛むと鋭く痛む
- 歯ぐきが腫れてきた、膿が出ている
- 歯が浮いた感じが続く
これらは神経の炎症や歯周病の急性症状が疑われ、放置すると夜眠れなくなるほど強い痛みに変わることがあります。
数日以内の受診でよいケース
- 冷たい物がしみる以外の症状がない
- 歯ぐきの軽い違和感
- 一時的な痛みがすぐ治まる
ただし、慢性的に続くようなら虫歯や噛み合わせの問題の可能性があります。
放置のリスク
症状が進むと、神経を取る治療が必要になることや、最悪の場合は抜歯が必要になることもあります。早い段階であれば処置も最小限で済み、費用も時間も抑えられます。
迷ったら早めの受診がおすすめです。
痛みの原因はご自身では判断が難しいため、まずはご来院ください。歯科医師による口腔内のチェックやレントゲンで確認することで、適切な対処が可能となります。
どんな治療になる?痛い?
治療内容
- 虫歯や神経の炎症の場合
虫歯の範囲が小さければ削って詰め物で治療します。
神経まで進んでいる場合は、神経を取る治療(根管治療)が必要になることがあります。
- 歯ぐきの腫れや膿の場合
歯周病や膿の処置として、清掃や抗菌薬の投与を行います。場合によっては根の治療が併用されます。
- 噛むと痛い場合(ひび割れ・咬合異常)
かみ合わせの微調整や咬合調整を行い、痛みを和らげます。
処置時の痛みについて

事前に症状を確認し、必要に応じて麻酔を使用するため、安心して受診できます。ただし、急性期の炎症が強い場合は麻酔が効きにくく、応急処置として投薬や痛みを和らげる処置のみで終わることもあります。まずは安全に痛みを抑えることが最優先です。
家でできる対処法は?
- 冷やす:頬の外側から冷たいタオルや保冷剤で冷やすと痛みが和らぐことがあります。
- 市販の鎮痛薬:添付文書に従い服用します。
- 刺激物を避ける:熱いものや甘いもの、固いものは控えましょう。
- 清潔を保つ:やさしく歯磨きをして、食べかすを残さないようにします。
⚠️ 注意:応急処置は一時的な対策です。必ず早めに歯科医院の受診をお願い致します。
来院時どんな治療の流れになりますか?
STEP
問診・症状の確認
痛みの場所、強さ、痛み方(ズキズキ・しみる・噛むと痛いなど)を詳しくお伺いします。これにより原因の目安を把握します。
STEP
診査・検査
レントゲン撮影や歯周検査などで、虫歯や歯根、歯ぐきの状態を確認します。必要に応じて口腔内写真も撮ります。
STEP
応急処置
急性期の強い痛みや腫れがある場合は、麻酔が効きにくいこともあります。この場合は応急的に痛みを和らげる処置や抗菌薬の投与を行います。
応急処置後の治療

痛みが落ち着いたら、応急処置で処置した部位だけでなく、お口全体のチェックを行います。歯ぐきの状態、むし歯の有無、咬み合わせなどを確認し、必要な治療を整理します。
そのうえで、一人ひとりに最適な治療計画を立て、治療の順序や方法をご説明します。炎症が落ち着いた状態で安全に、かつ再発しにくい治療を進めることが大切です。
歯が痛いのQ&A
- 応急処置だけで治ることはありますか?
-
急性の痛みは応急処置で一時的に和らぐことがありますが、根本的な治療にはなりません。神経の炎症や虫歯、歯周病などは放置すると悪化することが多く、より強い痛みが生じ、抜歯や大きな治療になる可能性もあります。
- 受診するタイミングはいつがいいですか?
-
歯の痛みは我慢せず早めの受診が基本です。特にズキズキ痛む、腫れがある、噛むと痛い場合は急性期の可能性が高く、放置すると治療が複雑になります。冷たいものにしみる程度の軽い症状でも、繰り返す場合は検査と治療が必要です。痛みが出たら、まず歯科で状態を確認しましょう。
- 歯が痛いときに歯磨きしてもいいですか?
-
強い痛みがある場合でも、やさしく歯ブラシで汚れを落とすことは大切です。痛みの強い部分は無理に磨かず、他の歯は普段通り清潔に保ちましょう。食べかすやプラークを残すと炎症が悪化する可能性があります。

費用
保険診療
診療行為ごとに定められた全国一律の金額です。
赤ちゃんからご年配の方まで、また小さなむし歯から外科処置、そして入れ歯まで、様々なお悩みに対して幅広く対応しております。
自由診療
自由診療では、一般的に保険では用いられないより優れた機材・材料を使用し、より高度な治療を受けることができます。
治療開始前に治療の明細、総額を提示し、ご同意を得たうえで治療を開始します。
自由診療でのお支払いは「一活払い、分割払い、デンタルローン」の3タイプからご選択頂けます。

















